ジャンケンあそびの発展型で、昔は「ぐんかん(軍艦)・ちんぼつ(沈没)・はれつ(破裂)」のかけ声で遊ばれました。戦後は、それから地方地方でいろんなかけ声に変わっていきました。その一つです。
1.2人で遊びます。まず、普通にジャンケンをします。勝負がつけば、拳(けん)は出したそのままにします。アイコは、もう一度普通にジャンケン。
2.ジャンケンで勝った方から、グーの時は「ぐりん」チョキの時は「チリン」パーの時は「パリン」とかけ声をかけながら、テンポ良く3回好きな順に拳(けん)を出します。例えば、グー・グー・パーなら「グリン・グリン・パリン」となり、パー・チョキ・グーなら「パリン・チリン・グリン」となります。ただし、最初の拳は普通のジャンケンで勝った拳と同じにします。グーで勝てば「グリン」から始めます。
3.相手方はそのままで、3番目を出す時に初めて自分の拳を出し直します。(前の拳と同じものを出しても良い。)この出した拳が、かけ声につられて相手の3番目の拳と同じになれば負けとなります。当然、かけ声をかけた側の勝ちとなります。
昔のやり方は、かけ声が「ぐんかん・ちんぼつ・はれつ」になるだけで、また「ぐんて・ちぎり・はいや」というかけ声もあります。みなさんの地域ではどうでしたか。
また、このジャンケンは「くちくほんかん(駆逐本艦)」の時に使われました。この「くちくほんかん」は、「すいらいかんちょう(水雷艦長)」と同じあそびです。
さらに、かけ声を3回でなく1回バージョンのやり方で、「グッス」「チッス」「パッス」のかけ声でやる方法もあります。