けん玉あそび
けん玉について
けん玉はおみやげ物も含め、いろいろ市販されています。遊邑舎では、日本けん玉協会認定のもの(画像参照)をおすすめします。このけん玉は、胴と皿が取り外しがきくようになっており、左右どちらの利き腕にも対応できて便利です。反面、遊んでいる間にはずれ、玉や皿が飛ぶ可能性があるので工夫が必要です。保育所・小学校など年齢の低い子ども達が多く集まるところでは、糸の通っていないもう一方の糸穴にネジ釘をはめ、胴と皿を固定すると危険が少なくなります。ただし、日本けん玉協会などの段級位認定では、ネジ釘留め・彩色など、いっさいの加工は認められていませんので、留意して下さい。
けん玉のコツ
(特に指導者のために)
けん玉をやる上で、重要なのがけん玉の持ち方です。この持ち方には、やるワザによって主に二種類の持ち方があります。次に、初心者で配慮が必要なのが玉の上げ方です。このけん玉の持ち方と玉の上げ方がうまく出来れば、あとは割と順調に進むようです。初心者には次に示す方法を、声に出してわかりやすく説明しながら、実際にやって見せてください。
けん玉の持ち方(モシカメ持ち)
「モシカメ」や「大皿(おおざら)」などのワザに用いる。
1.(初心者に対しての事前動作として)左手で(右利きの場合、以下同じ)けん先を持ち、皿の糸が出ている側を下にし、玉を垂らします。
2.けん先を鉛筆の芯に見立て、鉛筆を持つようにしながら、けん玉の下から胴に右手を添えます。
3.胴の一番細くなった部分を親指と人差し指でつまみます。
4.中指と薬指の腹を小皿(こざら)にあてます。この時、小指をあてた方がしっくりいく場合、それも個性でかまいません。
5.大皿を上に向けて、自然におへその前当たりに構えて完了です。(図−1参照)
けん玉の持ち方(とめけん持ち)
「とめけん」や「日本一周」などのワザに用いる。
1.(初心者に対しての事前動作として)左手で(右利きの場合、以下同じ)けん先を持ち、皿の糸が出ている側を下にし、玉を垂らします。
2.けん玉の上から、胴の一番細くなった部分を親指と対して人差し指・中指・薬指とでつまみます。この時、小指をあてた方がしっくりいく場合、それでかまいません。
3.そのまま、自然におへその前当たりに構えて完了です。(図−2参照)
玉の上げ方
初心者、特に子ども達でよく見られるのが、玉をまっすぐ上に上げずに振り上げてしまうことです。これには、2つの原因が考えられます。ひとつは、玉がじっと静止しておらずたえず揺れていることです。これでは、なかなか真っすぐに上がりません。次に、手を上下に動かすのでなく、前後や左右に動かしてしまうことです。これも、当然玉は振られることになり、真っすぐに上がりません。
1.これを克服するには、まずぶら下げられた玉に左手を添えて(つかんで)、玉を空中にじっと静止させる動作を容易にできるまで繰り返すことです。
2.これができると次に、玉をぶら下げたまま、剣(皿)の方を上下に動かす練習をします。この時、意識は、玉ではなく剣(皿)の方に集中するように、「剣をゆっくり上げたり下げたりしてごらん。」と声をかけるのもいいでしょう。
3.さらに、この上下運動に足の動作を付け加えます。剣を下げる時にゆっくりと足を曲げ、剣を上げる時にゆっくりと足をのばす動作を練習します。
4.これらの動作がスムーズにできるようになれば、足をのばす時に少し勢いを付けるだけで、普通は玉は自然と真っすぐに上に飛び上がって来るものです。
けん玉のわざについて
けん玉のわざは、けん玉協会認定のけん玉を購入すると、パッケージ同封の説明書に詳しいので、そちらを参考にしてください。また、HPの中には、かなり詳しいものもあります。
尚、遊邑舎けん玉の段級位表に特有のわざとして、「皿めぐり」があります。これは、世界一周のフィニッシュ、剣に入れるのが無いだけのわざで、皿だけを一周するわざです。
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