ローメンコは、ベッタン(メンコ)やキャッポンなどと同じように遊べますが、ローメンコならではの遊びがあります。それは、「ローメンコとばし」で普通は「ローメンとばし」と呼んでいました。
まず、ローメンコを図−1のように利き手の親指と人差し指ではさみます。その親指と人差し指で更につまむように、指の間隔を狭めていくと、ローメンコの縁周りについたローによりローメンコがすべり飛びます。(普通の丸メンコでは、こうはいきません。)
この、はさむ動作を早くしかも上手にやると、ローメンコはかなり遠くまで飛びます。こうしてより遠くまでとばせた人が勝ちとなり、普通は他の人のローメンコ(飛ばせたもの)を獲得することができます。
留意点として、何回かローメンコを飛ばしていると、ローがすり減り余り飛ばなくなります。その時は、ローソクなどでローメンの縁周りをコーティングすると、またよく飛ぶようになります。
このローメンコは、今は入手が難しく骨董品並みです。少しサイズが大きくなりますが、牛乳キャップの大きさのキャッポンもどき(丸メンコの類)が市販されています。その縁周りにローソクなどでコーティングすると代用ができます。なお、ローメンコ実際の画像は、遊邑コレクトのローメンコへどうぞ。