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ドッカンページワン

 トランプあそびの中で、根強い人気のあるのが「ページワン」です。「ページワン」のやり方はいろいろありますが、スリリングのものとして「ドッカンページワン」があります。子ども達は、略して「ドッカンペー」と呼んでいました。なお、このゲームは、足し算(暗算)が出来ないとだめなので、幼児や小学校低学年には不向きです。

 普通は、1組のトランプを使いますが、札がそろって無くても結構ですし、2組以上のトランプを使っても出来ます。ルールは、「UNO(ウノ)」や一般の「ページワン」とほぼ同じです。

1.トランプを、よく切り混ぜ、各自に4枚ずつ(手札)配り、1枚を表向けて台札とします。残りは、裏向けに積み札とします。

2.ジャンケンなどで決めた順に、ゲームを進めます。各自、自分の順になったら手札から、台札のマークか数字が同じ札があったら台札の上に表向きに重ねます。ここで次の人の順になります。

3.2.の時に、出す札がなっかたら積み札から1枚とり、それが台札とマークか数字が同じだったら、台札の上に重ねます。もし、取った札が出せなかったら出せる札が出るまで、手札に加えます。

4.この様にして、誰か一人の手札が無くなれば終了となり、得点を決めます。(得点計算法を参照)

5.ただし、手札があと1枚になった時点で必ず「ページワン」と宣言しなければなりません。この宣言を忘れると罰則として積み札から2枚(あらかじめ罰則の枚数を決めておく。)を手札に加えます。

6.途中で積み札が無くなれば、台札の一番上の1枚だけ残して、よく切り混ぜて積み札とします。

7.ここまでが、「ページワン」の最低限のルールですが、「ドッカンページワン」では、8.の特別のルールが加わります。

8.ある人が台札に出した札の数字と、自分の手札すべての数字の合計が同じ数であった人は、「ドッカン」と宣言をすれば即その人の勝利となり終了です。(例えば、ある人がQを出した時、手札が3枚でAと5と6であれば、1+5+6=12となり「ドッカン」と宣言できます。)

9.もちろん、ある人が上がりとして出した札(最後の1枚)にも「ドッカン」は宣言でき、「ドッカン」宣言者の勝利となります。また、「ドッカン」宣言者が二人いた時は、先に宣言した人が勝利となります。
10.手札の数字が小さい時、たまに最初に出された台札で「ドッカン」になる場合もあります。この時も、「ドッカン」が宣言できます。だから、最初の台札は、すべての人に手札を配り終えて、確認してから表向けましょう。

得点計算方法(減点方式)

 勝利者は、0点となり、その他の人は持ち札(手札)の数字の合計がマイナス点となります。さらに、ドッカンされた人は、ドッカンされた札を手札に戻し、マイナス点が倍になります。また、最後の1枚でドッカンされた人も同じで、その札が手札となり数字の倍がマイナス点となります。

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