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遊び学事典(遊邑舎版) |
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内野[ないや] 【1】一般的に、野球のダイヤモンドの内側およびその周辺を指す。 【2】ドッジボールにおける、対戦するチームそれぞれの、四角く線で囲まれた陣地内を指す。 一般的には、自陣の内野の周囲三方は、全て相手陣の外野となる。 [参照]外野。 (2012.11.22掲載、2015.08.12改訂) 中あそび[なかあそび] 屋内や室内で楽しむあそびを指し、外あそびの対義語。 [同義・類義]内あそび、室内あそび、家あそび、屋内あそび。 (2015.09.27) 中あて[なかあて]≪中当て≫ 中あてドッジに同じ。 (2015.08.12掲載) 中あてドッジ[なかあてどっじ]≪中当てドッジ≫ 丸や四角などの枠内の者を当てて楽しむドッジボール。 相手にボールを当てれば、当てた者が中に入り、それと入れ替わりに、当たられた者が外に出る。 チームで対戦する形式と、そうでない場合がある。 略してと中あて言うこともある。 [同義]中あてドッチ。 (2012.11.20掲載) 中あてドッチ[なかあてどっち]≪中当てドッチ≫ 中あてドッジに同じ。 (2015.08.12掲載) 長カード[ながかーど] 角メンコの一つ。 一般的な角メンコよりは、幾分縦長で、長カードよりさらに縦長になったものをしおりカードと呼ぶこともある。 (2012.10.20掲載) 長崎拳[ながさきけん] 16世紀に長崎に伝来した数拳。 片手にある折り曲げていない(伸ばした)指の本数で明示した数の、合計を当てて勝負する。 本拳とも呼ばれる。 (2013.01.04掲載) 中田幸平[なかたこうへい] (1926〜)、児童文化研究家。 あそび(こどもの遊び)に関する著作として、「日本の児童遊戯」(社会思想社)、「江戸の子供遊び事典」(八坂書房)などがある。 (2015.10.26掲載) 長縄跳び[ながなわとび] 大縄跳びに同じ。 (2012.12.16掲載) 長回し[ながまわし] 独楽(コマ)を、長い時間回すことで、喧嘩独楽のように独楽をぶつけ合うのではなく、回した時間の長さを競い合う。 (2012.12.20掲載) 長メンコ[ながめんこ] しおりメンコと同じ。 (2012.10.20掲載) なき 江戸時代の穴一の流れをくむビー玉あそびや、そのあそびで出現する状態の一つを指す。 地面に掘られた穴に、適当な距離から、何個かのビー玉を投げ入れて、穴に入らなかったビー玉などに、自分のビー玉を投げ当てて勝負する。 穴の位置に引かれた線から手前に、ビー玉がこぼれ入った状態を「なき」と呼んでいたことから、あそびの呼称となった。 (2012.12.25掲載) 投げ受け[なげうけ] 独楽回し(コマ回し)の技の一つで、手受けに同じ。 (2012.12.22掲載) 投げ独楽[なげごま]≪投げゴマ≫ 胴の部分にヒモを巻き付けて投げた結果として、そのヒモが解き放たれる作用により、回転させる独楽の総称。 [同義]ひもかけ独楽、ひも独楽。 [比較参照]ひねり独楽。 (2012.04.27掲載) 投げ玉[なげだま] 【1】かんしゃく玉に同じ。 【2】お手玉のあそび方や技の一つ。 お手玉>を、手から落とさずに連続して、手で投げ受けて行い、その回数を競い合って楽しむこともある。 使う手は、両手と片手だけがあり、お手玉の個数は、1個から可能な個数まである。 揚げ玉、振り技と呼ばれることもある。 [例]両手2個ゆり、片手2個ゆり、両手3個交差などがある。 (2012.12.10掲載、2015.12.29日) 謎掛け[なぞかけ]≪謎かけ≫ なぞなぞに同じ。 江戸時代には、「なぞなぞなあに 菜切包丁薙刀(なきりほうちょうなぎなた)」「その先なあに」「納戸の掛金、はずすが大事」と形式を踏んでから、「・・・・・なあに」と問いかけるのが決まりになっていた。(中田幸平著「江戸の子供遊び事典」より) (2015.10.28掲載) なぞなぞ 設問したり、その答えを出したりして楽しむあそび。 クイズとの違いは、正解が事実である必要が無く、頓智やダジャレを駆使した正解が、求められる場合が多い。 (2012.09.04掲載) 鉛めんうち[なまりめんうち]≪鉛面打≫ 明治初期が最盛とされる、鉛製の面打ちのこと。 後に鉛メンコと呼ばれるようにもなった。 (2015.10.06掲載) 鉛メンコ[なまりめんこ]≪鉛面子≫ 鉛製のめんこ。 その毒性もあって、紙メンコの普及により急速に姿を消した。[同義]鉛めんうち。 (2013.02.09掲載、2015.10.06改訂) 縄相撲[なわずもう] ロープ相撲と同義。 (2012.08.17掲載) 縄跳び[なわとび] 自分一人あるいは複数の人が回転させている縄(ロープ)を、足や身体に引っ掛けないように、連続的に跳び越えるスポーツやあそび(縄跳びあそび)を指し、そのために使用する専用の用具や玩具を意味することもある。 (2012.12.15掲載) 縄跳びあそび[なわとびあそび] 自分あるいは複数の持ち手(お持ち)が回転させている縄(ロープ)に、引っ掛からないように連続的に跳び越えるあそび。 一人縄跳び、二人縄跳び、大縄跳びなどがある。 (2012.07.20掲載) 縄跳び歌[なわとびうた] 縄跳びあそびにおいて用いられるあそび歌。 「大波小波」「郵便屋さん」「一羽のカラス」などがある。 (2012.07.20掲載) 縄回し[なわまわし]≪なわ回し≫ 大縄跳びに同じ。 (2015.10.14掲載) 成り切り[なりきり] あたかも、自分とは全く違った、人物や動物などとして振る舞うこと。ごっこあそびにおいて、見立てとともに重要な要素となっている。 (2012.06.29掲載) 鳴り独楽[なりごま] 回すと、うなりを上げて鳴る独楽。 多くの場合、円筒形の独楽の胴体の側面に、スリット(穴)が開けられており、その穴による風切音が、うなり音として鳴る。 (2013.02.09掲載) ナンクロ[なんくろ] ナンバークロスワードパズルに同じ。 (2015.10.03掲載) なんこ 二人から数人で楽しむあそび。 全員が、それぞれの手に握り隠したビー玉やおはじきなどの総個数を言い当てるあそびで、一般的には、出し合った物は、正解者の総取りとなる。 (2015.10.08掲載) なんごう お手玉に同じ。 (2015.10.14掲載) ナンバークロスワードパズル[なんばーくろすわーどぱずる] カギの全く無いクロスワードパズル。 カギが無い代わりに、全ての白マスには、文字と一対一に対応した数字が付してあり、その数字をヒントにして、白マスを文字で埋める。 [同義]ナンクロ。 (2015.10.03掲載) ナンバーコール[なんばーこーる] 集団ゲームの一つ。 輪になった参加者全員にナンバーを割り振り、二声で自分のナンバーと、誰か一人のナンバーを言う。 言い終われば全員で拍手を「パン!、パン!」と二回する。 その言われたナンバーの人が、二声で自分と誰かのナンバーを言って二回拍手することを繰り返す。 言うナンバーを間違ったり詰まったりすれば負けとなる。 ナンバーを言う時、自分のナンバーは、右手を握り親指を立てたまま親指で右方向を指し、他のナンバーは、同様に左手の親指で左方向を指す動作を入れる場合もある。 その他、ナンバーの言い返し(折り返し)や自分のナンバーの繰り返しの有無など、様々なバリエーションがある。 (2015.09.27) ナンバープレートパズル[なんばーぷれーとぱずる] 自動車のナンバープレートの4桁の数字を使ったパズル。 4桁の数字と演算子(+、−、×、÷)を使って、任意の数を作って楽しむ。 作る任意の数は、一般的には、10が採用されている。 似たパズルに、切符パズルがある。 (2015.08.05掲載) ナンバープレイス[なんばーぷれいす] 一般的には、縦横3×3のマスで区切られて太線で囲まれた正方形のブロックが、さらに縦横3×3に配置された正方形の表の各マスに、1〜9までの数字を埋め込んでいくパズルを指し、各ブロック内および、縦と横の各列内の、9個のマスには、全て違う数字を入れなければならないというルールがある。 全く同じパズルは、「ニコリ」により「数独」として商標登録されている。 斜めの9個のマスにも、同様のルールを適応したものや、4×4のマスで構成されたブロックを、4×4に並べて、1〜16までの数字を入れるものなど、幾つかのバリエーションがある。 (2013.01.06掲載) 南蛮かるた[なんばんかるた]≪南蛮カルタ≫ 鉄砲伝来以降に始まった南蛮貿易を通じて、日本に伝ったカードゲーム(トランプ)のこと。 このカードと言う語が、後にかるたとなった。 南蛮かるたを模倣した、国産のかるたが、天正かるたで、さらにその変化版がウンスンかるたとされる。 (2015.10.03掲載) Copyright (C) 遊邑舎&北條敏彰 2012-2016 All Rights Reserved. |
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