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遊び学事典(遊邑舎版) |
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手[て] 駆逐本艦(水雷艦長)の駆逐のこと。 役割認識のための目印として、服の袖(手の部分)を折ることから、その名が付いた。 (2012.12.03掲載) 手あそび[てあそび] 原則として、おもちゃや遊具など、物を使わずに、手の動きを主要な要素とするあそび。 [例]「せっせっせ」、ジャンケンあそびなど。 主に指を使ってあそぶものを、指あそびと限定することもある。 (2012.04.11掲載) 手あそび歌[てあそびうた] 手あそびに使われるあそび歌。 [例]「せっせっせ」、「茶壺」、「でんでらりゅうば」など。 (2012.07.29掲載) 手合せあそび[てあわせあそび] お互いの手のひらや手の甲を、合わせあって楽しむ手あそび。 多くの場合、せっせっせの歌と技を最初に行ってから、「アルプス一万尺」や「みかんの花咲く丘」などの、手あそび歌に合わせて行う。 二人が対面してあそぶ場合と、多人数で輪になってあそぶ場合がある。 (2012.11.23掲載) ディアボロ[でぃあぼろ] 垂直方向に回転させる独楽(コマ)の一種で、二本の棒の先に結び付けられた1本の糸を操ることにより、空中で回転させる。 同じ仕組みの独楽に中国独楽がある。 (2012.12.25掲載) Tパズル[てぃーぱずる] 「T」の字を4ピースに分割したシルエットパズル。 「T」の字以外にも、様々なシルエットを作ることができる。 「ディー・ワン・プロダクツ」から「NOB PUZZLE The-T」として市販されているものは、ホテルや旅館などに常備されていることがある。 (2015.08.29掲載) 庭球野球[ていきゅうやきゅう] テニスボールやゴムボールなど、柔らかいボールを使用して楽しむ野球あそび。 通常、グラブを使わず、バットも本物ではなく、おもちゃのプラバットや竹の棒などを代用する。 (2012.05.18掲載) 手受け[てうけ] 紐で巻いた独楽(コマ)を投げて、地上に落とすことなく、そのまま引き戻して、紐を持った手のひらで受け、その上で回す技。 手載せの一つでもあり、空中手載せと呼ぶこともある。 (2012.12.20掲載) 手打ち野球[てうちやきゅう] ゴムボールなどの柔らかいボールを使用し、バットとグラブを使用しないで、手で直接ボールを打って楽しむ野球あそび。 ピッチャー有りと、ピッチャー無しがある。 (2012.05.18掲載) テーブルゲーム[てーぶるげーむ] テーブル上で行うゲーム。 広義には、双六やチェスなどのボードゲームと、花札や「ウノ」などのカードゲームを含み、さらにそれらをデジタルゲーム化したものも含むことがある。 (2012.10.07掲載) テーマパーク[てーまぱーく] 特定のテーマに基いて設置された観光施設やレジャー施設。 施設内に、遊園地、展示施設、宿泊施設、商業施設などを併設する場合もある。 (2012.08.27掲載) でか玉[でかだま]≪デカ玉≫ 親玉の【3】に同じ。 (2016.01.02掲載) でかだん≪デカだん/デカダン≫ 親玉の【3】に同じ。 (2016.01.02掲載) 手車[てぐるま] 車役の二人が向かい合って、それぞれ自分の左手首を、上から右手で握った状態で、お互いに相手の右手首を、上から自分の左手で握って井桁状にし、別の一人が、車役の二人の腕でできた二つの輪に、両足を一方ずつそれぞれの輪に通し、腕でできた井桁に腰を掛けて載るあそびや行為。 騎馬戦にも用いられる。 (2013.02.20掲載) 手芸[てげい] 手あそびに、ほぼ同じ。 手や指だけを使った影絵あそびを含む、手あそびを、江戸時代から、少なくとも明治期までは、手芸と呼んでいた。 (2015.10.28掲載) デコピン[でこぴん] 相手の額(おでこ)を、手の指を弾いて痛みを与える、あそびにおける罰の一つ。 一般的には、中指の爪側を親指の腹側で押さえて、中指をピンと弾いて行うが、弾く指を変えたり、押さえ方を変えるなど、いくつかの方法がある。 (2015.09.06掲載) デジアナゲーム[でじあなげーむ] デジタルゲームとアナログゲームが入り混じったゲーム。 デジタル機器を活用した、実空間で行われる鬼ごっこや、モーションキャプチャーやセンサーなどを利用して、実際に身体やその一部を動かして楽しむデジタルゲームなどがある。 (2015.08.07掲載) デジタル玩具[でじたるがんぐ] 基本機能が、何らかのコンピュータプログラム(ソフトウェア)により制御された玩具。 [例]携帯ゲーム機。 広義には電子玩具と同じ。 狭義には、機械的な仕組みに、基本的に頼らない電子玩具に限定。 (2012.05.24掲載、2012.05.24改訂) デジタルゲーム[でじたるげーむ] コンピューターゲームと同じ。 (2012.10.12掲載) 手品[てじな] 連続あやとりの「ダイヤモンド手品」のフィニッシュの技で、紐を引っ張ると、指からするりと抜け解ける技で、ほぼ同様の連続あやとりである「鉄橋マジック」のフィニッシュ技「マジック」と同じ技。 (2013.03.18掲載) 手玉[てだま] 親玉の【2】に同じ。 (2015.12.31掲載) 鉄橋マジック[てっきょうまじっく] 連続あやとりの一つで、技が基本的に「鉄橋(橋)、カメ、ゴム、飛行機、兜、ネクタイ、マジック」と続くもの。 ほぼ同様で技の形や名称が異なる連続あやとりに、「ダイヤモンド手品」がある。 (2013.03.18掲載) 手作りおもちゃ[てづくりおもちゃ] 機械による大量生産ではない、職人や親などによって作り上げられたおもちゃ。 一般的に、使ってあそぶ本人自身が作るおもちゃも含まれるが、混乱を避けるために、それを自作おもちゃとして区別する場合もある。 (2012.05.07掲載) 鉄独楽[てつごま]≪鉄ごま/鉄ゴマ≫ 狭義には、全体が鉄でできた独楽(コマ)を指すが、広義には、木の周りに鉄の輪をはめた胴を持つ、鉄輪独楽も含んだ総称となっている。 (2012.12.14掲載) 鉄胴独楽[てつどうごま]≪鉄銅ゴマ≫ 鉄輪独楽に同じ。 (2015.11.09掲載) 手つなぎ鬼ごっこ[てつなぎおにごっこ] 鬼が、子の誰かにタッチすると、その子も鬼となり、元の鬼と手をつないで、子を追いかける鬼ごっこ。 一般的には、手をつないだ鬼が4人になると、2人ずつに鬼のペアが分裂する。 (2012.08.19掲載) 鉄砲玩具[てっぽうがんぐ] 鉄砲を模してつくられた玩具。 実際に弾を発射させたり、発射音を出したりするものだけでなく、形状のみが鉄砲を模しているものがある。 (例)巻玉鉄砲、銀玉鉄砲など。 (2012.12.10掲載) 鉄輪独楽[てつりんごま]≪鉄輪ごま/鉄輪ゴマ≫ 胴の周りに鉄製の輪をはめた独楽(コマ)。 木独楽に比べて、回転持続時間を伸ばしたり、安定して回転したり、喧嘩独楽における胴の損傷を防いだりする効果が期待される。 [同義]鉄胴独楽、金胴独楽。 (2012.12.14掲載、2015.11.09改訂) 手投げグライダー[てなげぐらいだー] 手で投げて飛ばす模型飛行機。 駄菓子屋で売っているものから、高級キットなどの本格的なものまで、多くの種類がある。 動力源の無いプロペラ付のものも、便宜的に手投げグライダーに分類する。 「例」紙グライダー、ソフトグライダーなど。 (2015.08.18掲載) 手載せ[てのせ]≪手のせ≫ 独楽(コマ)を手のひらの上に載せて回すこと。 (2012.12.20掲載) 手のひら相撲[てのひらずもう] パンパン相撲と同義。 (2012.08.17掲載) 手袋人形[てぶくろにんぎょう] 【1】主要部分を手袋を用いて手作りする人形。 目鼻や衣装などは、別の材料を使用して製作されるのが一般的。 (例)軍手人形。 【2】手袋だけ使って即席に作る、簡単な指人形。 一対の手袋の一方で、頭(かしら)部分を作り、もう一方で胴体と手の部分を作り、あそび終えれば直ぐに手袋として使用できるもの。 (2012.11.29掲載) 手札[てふだ] カードゲームにおいて、プレイヤーが、手に持っている札 [参照]山札。 (2015.08.02掲載) 手まり[てまり]≪手鞠/手毬≫ 日本の伝統的な玩具であるまりで、主として女の子が用いたものを指す。 (2012.12.08掲載) 手まり歌[てまりうた]≪手鞠歌/手毬歌/手まり唄/手毬唄/手鞠唄≫ まりつき歌に同じ。 (2012.12.08掲載) 手持ち花火[てもちはなび] 手で持って楽しむおもちゃ花火。 (例)線香花火。 (2013.01.20掲載) テレビゲーム[てれびげーむ] テレビと、専用ゲーム機および専用ソフトを、使用して楽しむビデオゲーム。 (2012.04.21掲載) でん 鬼ごっこなどで、相手や味方にタッチすること。 主に、大阪近辺で使用される語。 (2012.04.20掲載) 天下町人[てんかちょうにん] ドッジボールやまりなどを使って楽しむ、テニスに似たボールあそびの一つ。 4名以上の多人数であそぶことができ、4人同時に対戦する。 ゲームの勝敗により、町人から武士(さむらい)、大名、天下へと昇進していくあそび。 コートの中央部にどつぼやガラガラなどと呼ばれるゾーンがあり、そのゾーンにボールを入れるとペナルティーが科せられる。 このペナルティーゾーンの名称が、あそびそのものの名称となっている場合もある。 その他、士農工商、町人天下、小中高大など、地域・時代により様々な名称が付けられている。 (2012.08.06掲載) 天狗の鼻[てんぐのはな]≪てんぐの鼻≫ 引っ掛け誘導あそびの一つ。 鼻の前で、手の拳(こぶし)を二つ重ねて、「天狗の鼻」とする。 その「天狗の鼻」を、「うんとこどっこい」と声をかけた後、「しょ!」と声をかけながら、上(額)、下(顎)、左(左頬)、右(右頬)のいずれかに移動させ、相手が自分の位置と同じ位置に「天狗の鼻」を持って来れば勝ちとなる。 時には、「うんとこどっこい」の後に、「どっこい、どっこい・・・・・」とためを作って、いきなり「しょ!」と言うことも認められている。 掛け声の「うんとこどっこいしょ」を、このあそびそのものの名称となっている場合もある。 (2015.09.21掲載) 天国[てんごく] ビー玉を用いたあそびの天国と地獄における、スタートラインから最も離れた穴のこと。 (2012.12.24掲載) 天国と地獄[てんごくとじごく] ビー玉を使って楽しむあそびの一つで、地面に掘られた5つの穴を順番に巡っていき、ゴールした者だけが、相手のビー玉を、自分のビー玉で当てれば獲得できるあそび。 スタートラインに、最も近い穴は地獄、最も遠い穴は天国と、名付けられている。 (2012.12.24掲載) 伝言ゲーム[でんごんげーむ] 参加者が一列になって、一まとまりの言葉を、耳打ちなどをして、声に出さずに、次から次へと伝えていくあそび。 参加者が複数チームに分かれずに、出題されたはじめの言葉と、最終的に伝えられた言葉の違いの可笑しさを楽しむ場合と、複数チームで対戦して、その伝達の正確さや速さを競い合う場合がある。 耳打ちではなく、背中に指で言葉を書いて行うこともある。 [参照]背中文字リレー。 (2012.12.05掲載) 電子玩具[でんしがんぐ] 基本機能が、電子部品やコンピュータプログラム(ソフトウェア)に依拠した玩具。 [例]デジタル玩具、ペットロボット。 (2012.05.24掲載) 電車ごっこ[でんしゃごっこ] 電車を模して楽しむあそびの総称ではあるが、一般的にはロープを輪状にして、その中にあそび手が何人か入って、各自それぞれに両手でロープを握って一緒に進むものを指し、輪の先頭でロープを引く者を運転手、輪の最後でロープを握る者を車掌、その他の者を乗客と見なしてあそぶ。 (2013.03.15掲載) 伝承あそび[でんしょうあそび] 過去または現在において、世代を越えて継続的に、伝承され続けられていたり、伝承され続けているあそび。 [例]凧揚げ、まりつき、鬼ごっこ、缶けりなど。 [比較参照]昔あそび。 (2012.04.13掲載) 伝承折り紙[でんしょうおりがみ] 過去または現在において、世代を越えて伝承され続けられていたり、伝承され続けている、折り紙の作品や技法の総称。 (例)「折り鶴」、「奴さん」、「連鶴」など。 (2013.02.02掲載) 天正かるた[てんしょうかるた] 南蛮かるたを模して、天正年間に作られた、国産のかるた。 後に、ウンスンかるたへと変化する。 (2015.10.03掲載) 伝承玩具[でんしょうがんぐ] 伝承あそびで使用される玩具で、比較的に伝統的な機能・形状・使用方法などを残しているもの。 [例]けん玉、独楽、羽子板など。 これらと違って、ハイテクベーゴマなどは、伝承玩具に含めない。 (2012.05.07掲載) 天神様の細道[てんじんさまのほそみち]≪天神さまの細道≫ 本居長世により編曲された歌、あるいは、その歌を使ったあそび歌あそびを指す。 [参考]通りゃんせ。 (2015.10.27掲載) 電線[でんせん] 【1】けいどろ(探偵ごっこ)や「だるまさんがころんだ」などのあそびにおいて、陣地や壁・柱などに、捕まったりアウトになった者が手をつないで、電線のように長く連なること。 【2】学校の朝礼などで、一列に並んでいる時、ちょっとした悪戯を次から次へと伝えていくあそび。 漢字表記としては、「伝染」も考えられるが、途中で悪戯を止める時、「でんせん切った!」と言うことから、「電線切った!」と考えて、本事典では「電線」を採用している。 (2012.12.15掲載) 電卓遊び[でんたくあそび] 電卓(電子式卓上計算機)を使って楽しむ遊び。 相手の生年月日や電話番号を当てる電卓マジックや、エラー表示が出る、最短手数を考える電卓パズルなどがある。 (2015.08.05掲載) 電卓パズル[でんたくぱずる] 電卓(電子式卓上計算機)を使って楽しむパズル。 例えば、エラー表示が出る、最短手数を考えるものや、元の数の数字の並びを、電卓を何回か操作して、反転させるものなどがある。 また、12345679×9=111111111などは、パズルとしてでなく、一人で行う電卓遊びとしても楽しめる。 (2015.08.05掲載) 電卓マジック[でんたくまじっく] 電子式卓上計算機(電卓)を使ったマジック。 電卓で計算しながら、最終的に相手の、生年月日や電話番号を当てたり、表示の数字が一瞬でひっくり返ったりするものなどがある。 (2015.08.05掲載) でんでらりゅうば≪出ん出らりゅうば≫ 長崎県が発祥とされる童歌。 指あそびで歌うあそび歌としても、用いられている。 標準的な歌詞は、「でんでらりゅうば、でてくるばってん、でんでられんけん、でーてこんけん。こんこられんけん、こられられんけん、こーんこん。」 (2012.12.16掲載) 伝統玩具[でんとうがんぐ] 国・地方・地域において、過去や現在のある時期まで、伝統的に作られ続けてきた玩具。 [比較参照]郷土玩具。 (2012.05.07掲載) 天の神様の言う通り[てんのかみさまのいうとおり] 「神様の言う通り」に同じ。 (2012.12.18掲載) 天秤あそび[てんびんあそび]≪天秤遊び≫ ギッタンバッタンの【2】に同じ。 (2015.10.30掲載) Copyright (C) 遊邑舎&北條敏彰 2012-2016 All Rights Reserved. |
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