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遊び学事典(遊邑舎版) |
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ターゲット系遊び[たーげっとけいあそび] 標的系遊びに同じ。 (2015.09.16掲載) ダーツ[だーつ] 手投げの矢(ダーツ)を標的に投げ当てて、その得点を競い合う標的系遊びあるいはスポーツを指す。 使用する矢そのものも、ダーツと呼ばれている。 (2015.09.16掲載) 体育遊び[たいいくあそび] 体育を目的としたあそび的課業。 広義の運動遊びに含まれる。 (2012.06.29掲載) 体育遊具[たいいくゆうぐ] 主として、こどもを対象とした、体育に活用される遊具。 多くの場合、保育園・幼稚園などに設置されている。 [比較参照]健康遊具。 (2012.04.18掲載) ダイス[だいす] サイコロに同じ。 (2012.09.12掲載) 対戦型あそび[たいせんがたあそび] 個人またはチーム単位で、対戦して楽しむあそび。 [例]オセロ、ドッジボール、七並べなど。 (2012.08.06掲載) 台付き札[だいつきふだ] 百人一首の、一段高い台座に載った身分の高い人が描かれた読み札(絵札)のこと。 台付き坊主めくりにおいて、この札をめくると、特別のイベントが起きる。 (2012.12.06掲載) 台付き坊主めくり[だいつきぼうずめくり] 高い台座に載った、身分の高い人の札(台付き札)をめくると起きるイベントルールのある坊主めくり。 あそび手の誰かが台付き札をめくると、他のあそび手がそれまで集めた札を手で押さえれば、その札を総取りすることができ、自分の札の山を自分の手で押さえて、防衛することもできる。 (2012.12.06掲載) 大道芸[だいどうげい] 元来は、大きな通りの道端を意味する「大道」で行われ、観客の自由意思で渡されるお金(投げ銭)を、生計手段とする演芸を指すが、料金の有無を問わず、同じ演芸を舞台や広場などで披露されるものも大道芸として分類する場合もある。 (2013.03.12掲載) 台札[だいふだ] カードゲームにおいて、場に、最初に出しておくカード。 ルールに従って、別のカードを、その上に重ねて積んでいったり、その周辺に並べていったりする土台となる。 台札の枚数や並べ方は、様々ある。 (2015.09.03掲載) 大B[だいびー] 親玉の【3】に同じ。 (2016.01.03掲載) タイミ[たいみ] タイムの俗称。 (2012.12.22掲載) タイム[たいむ] 対戦型あそびにおける、あそび手の申し出による中断のこと。 地方・地域により、様々な呼称が用いられている。 (例)タンマ、タイミ、チューキ、チューミなど。 (2012.12.22掲載) タイヤブランコ[たいやぶらんこ] 座板部分をタイヤに代えたブランコ。 吊り下げ用の鎖やロープが、1本のものから3本のものまであり、単に往復スウィングするだけでなく、回転するものもある。 (2012.12.13掲載) ダイヤモンド手品[だいやもんどてじな] 連続あやとりの一つで、技が基本的に「ダイヤモンド(ダイヤ)、滑り台、カメ、ゴムゴム(ゴム)、飛行機、兜、ネクタイ、、女の子の髪の毛(馬の尻尾)、手品」と続くもの。 ほぼ同様で技の形や名称が異なる連続あやとりに、「鉄橋マジック」がある。 (2013.03.18掲載) 高足[たかあし] 竹馬の【1】に同じ。 (2015.10.08掲載) 高鬼[たかおに] 鬼ごっこの一種。 地面より高いところが安全地帯となる。 安全地帯の時間制限、危険回避のため安全地帯の高さ制限などの、個別ルールが採用される。 高々鬼ごっこと呼ぶこともある。 (2012.08.19掲載) 駄菓子[だがし] こどもの日々のお小遣い程度で買える菓子類の総称。 (2012.04.23掲載) 駄菓子屋[だがしや] こどもの日々のお小遣い程度で買える、駄菓子や駄玩具が、主要な商品となっている商店。 こどものあそび文化の一つの拠点としての駄菓子屋は、1980年代頃から、急速に減少していった。 (2012.04.23掲載) 高々鬼ごっこ[たかたかおにごっこ] 高鬼と同義。 (2012.08.19掲載) タガ回し[たがまわし]≪箍回し≫ 輪回しに同じ。 酒樽などの箍(たが)を使って行う輪回しに、限定的に使用することもある。 (2013.02.17掲載) 宝[たから] ある種の陣取り鬼ごっこで採用される、勝敗を決するためのアイテム。 一般的には、地面に描いた宝を足で踏んだり、空き缶などを置いて作った宝を奪い合ったりする。 (2012.09.28掲載) 宝踏み[たからふみ] 格闘系の陣取り鬼ごっこ。 宝を踏んで勝敗を決めることでは、Sケンと同じだが、地面に描く図形が違ったり、攻撃側と守備側に分かれたり、ケンケンをしなくてもよかったりなどのルールが採用されている。 (2012.09.28掲載) 駄玩具[だがんぐ] 主として駄菓子屋で売られていた、こどもの日々のお小遣い程度で買える玩具の総称。 [例]ビー玉、めんこ、おはじき、ロウ石など。 (2012.04.23掲載) 託児所[たくじしょ] 国や地方公共団体の認可を受けていない保育施設の一つで、一般的には、短時間あるいは短期間の間、臨時的に乳幼児を預かる保育施設。 小学生も預かったり、長期間にわたって預かる施設も、託児所と呼ぶこともある。 (2015.12.20掲載) 竹馬[たけうま] 竹でできた日本の伝統的な遊具の一つ。 【1】適当な高さに縄などで縛って取り付けた足場のある竹の棒2本一組を使用し、両足をそれぞれの足場に乗せて、両手でそれぞれの竹の棒を握って歩行する。 金属パイプなどでできた、同様の構造を持った遊具も、竹馬と呼ばれている。 [同義]高足。 【2】竹を馬に見立てて、それに跨って楽しむ遊具。 轡紐(くつわひも)や馬を模した頭(かしら)を取り付けたものもある。 ことわざの「竹馬の友」の竹馬(ちくば)とは、この遊具を指す。 (2013.03.07掲載、2015.10.08改訂) 竹返し[たけがえし]≪竹がえし≫ 幅1〜1.5cm、長さ20〜25cm、厚さ数mmほどの、竹の板(竹べら)を用いて楽しむあそび。 あそび方はいろいろあるが、利き手で握った数本の竹べらを、掌を上に向けて投げ上げ、素早く畳の上に伏せた利き手の甲で、竹べらを受けとめて、様々な技を競い合うのが一般的。 竹べらの、表(表皮)と裏(肉質部)を利用して、その表と裏を返してあそぶことから、この名が付いた。 (2013.03.07掲載) 竹セミ[たけせみ]≪竹蝉≫ 竹製の玩具で、竹棒の先に糸でつながれたセミ形を振り回すと、「ミンミン」と蝉の声のような音がする。 竹製以外の物を含めて、ミンミンゼミあるいはブンブンゼミとも呼ばれている。 (2015.08.19掲載) 竹トンボ[たけとんぼ]≪竹とんぼ≫ 竹でできた日本の伝統的な玩具の一つ。 プロペラ(回転翼)状の竹片と、軸となる竹の細棒で構成され、軸を両方の掌で強く挟み、右手を勢い良く前に突き出すと、全体が回転して高く飛揚する。(右利き用) プロペラ部分と軸の部分が一体となって離れない構造のものが空中を飛ぶ、その姿がトンボに似ていることから、その名が付いたが、プロペラと軸の部分が離れ、プロペラだけ飛んでいくものや、軸に巻きつけた糸を引き解くことで飛ばすものも、竹トンボと呼称されている。 (2013.03.07掲載) 竹バット[たけばっと] 竹製のバット。 スポーツとしての少年野球に使用される、竹を貼り合わせた角材を削った本格的なものと、野球あそびにおいて、ゴムボールなどの柔らかいボールを打つために用いられる、竹竿などを短く切ったままのものがある。 (2015.07.29掲載) 竹ひご[たけひご] 竹を細く加工して作られた細棒。 「ひご」は籤と書き、竹で出来ていたので、竹ひごは、重複表現となっている。 また、「籤」はくじにも利用され、「くじ」とも読む。 (2015.08.14掲載) 竹ひご飛行機[たけひごひこうき] 竹ひごに薄紙を貼った翼を、持つ模型飛行機。 (2015.08.14掲載) 竹ぽっくり[たけぽっくり]≪竹ポックリ≫ 竹で作る簡単な遊具の一つ。 節の部分を上面にして、高さ10〜20cm程度で切り取られた、太い真竹の輪切りに、麻紐などを通して輪にして付けたもの2つに、両足をそれぞれ乗せて、紐の輪を持ちながら歩行して楽しむ。 同様の構造のものを、空き缶で作ったものは、缶ぽっくりと呼ばれている。 (2013.03.07掲載) たこ≪タコ≫ たこ(蛸)を描く、伝承的なお絵描き歌。 歌詞は地域・地方によって様々ある。 その一つの歌詞は、「ミミズが三匹よってきて せんべい三枚たべました 雨がザアザア降って来て 霰もポツポツ降って来て あっと言う間に たこ入道」となっている。 なお、「雨がザアザア降って来て 霰もポツポツ降って来て」の部分は、多くの歌詞で共通している。 [同義]たこ入道。 (2015.11.11掲載) 凧[たこ] 風の力を活用して、空中に上昇させて(揚げて)楽しむ玩具。 上昇させる高さに見合った長さの丈夫な糸が、取り付けられており、その糸を操ることにより、凧の動きを制御するようになっている。 (例)奴凧、和凧、洋凧など。 地域によっては、イカ、ハタなどと、呼ばれている。 (2012.11.29掲載) 凧揚げ[たこあげ] 凧を空中に揚げる行為・活動や、凧を空中に揚げて楽しむあそび。 (2012.12.08掲載) 凧糸[たこいと] 凧揚げに用いる専用の、太めの糸。 和凧などには、木綿の糸が用いられていたが、最近の凧やカイトなどには、ほつれなかったり、よじれなかったりする、丈夫な合成繊維製の糸も用いられている。 (2013.03.15掲載) たこせん≪タコセン/蛸せん/タコせん≫ たこせんべいの【2】に同じ。 夜店や縁日などの露店で売られている、大型で小判形をしたえびせんべいに、たこ焼をのせたものの名称として、限定的に使用する場合もある。 (2015.09.10掲載) たこせんべい≪蛸煎餅/蛸せんべい/たこ煎餅≫ 【1】蛸をそのまま煎餅状に焼いたものや、蛸を混ぜ込んだ煎餅のこと。 【2】大型で小判形をしたえびせんべいに、たこ焼をのせた駄菓子、あるいは、大型で小判形の煎餅そのものの名称。 なお、前者のルーツとして、岸和田市にある学習塾前のたこ焼き屋とする説もあるが、たこ焼も販売する、駄菓子屋では、以前から大型のえびせんべいなどにソースだけを塗ったり、さらに天かすやたこ焼をのせたりして売っていたことから、そのルーツは断定はできない。 (2015.09.09掲載) たこ入道[たこにゅうどう]≪タコ入道≫ たこに同じ。 (2015.11.11掲載) たこ焼[たこやき]≪蛸焼き/タコ焼き≫ 小麦粉を生地として、必須の中味として蛸を入れた、直径3cm程度の球形に、焼き上げられた粉物食品。 主材料の蛸以外の、副材料として、天かす、紅ショウガ、青ネギ、コンニャクなど、様々な食材が使われている。 ちょぼ焼き、ラジオ焼き、明石焼きなどがルーツとされるが、一銭洋食を含めて、それらの食品が合わさって、大阪で生まれたと考えられる。 (2015.09.10掲載) ダジャレ[だじゃれ] 発音が似通った、意味の違う言葉をかけて楽しむ言葉あそび。 (2012.08.13掲載) たたき独楽[たたきごま]≪叩き独楽/叩きゴマ/たたきゴマ≫ 棒の先に着けた布や、鞭状のもので、本体を叩いて回す独楽の総称。 ぶち独楽、はたき独楽などのように、地方や地域により、様々な呼び名がある。 (2016.01.10掲載) 縦パス[たてぱす] ドッジボールにおいて、自陣内野と、相手内野の後方にある自陣外野の間で取り交わされるパスのこと。 [参照]横パス。 (2012.11.22掲載) 立版古[たてばんこ] 紙工作のような、江戸時代から大正期のおもちゃ絵の一つ。 切り取って組み立てて、ジオラマのようにして楽しむ玩具。 (2015.12.01掲載) 種紙[たねがみ] 日光写真で、ネガとして使用する紙。 硫酸紙などに、絵や文字などがモノクロ印刷されている。 通常、十数種類のネガが印刷されており、ハサミで裁断して使用した。 (2012.09.10掲載) ダブルダッチ[だぶるだっち] 向かい合った二人の回し手が、お互いに向かい合った手で、2本の縄を持ち、内側に回転させ、跳び手がさまざまな技を駆使しながら跳ぶ縄跳び。 この時、2本の縄の回転方向は逆向きとなるが、縄が絡まないように回転のタイミングは半回転ずらす。 (2012.07.20掲載) 玉[たま] けん玉の部分名。 皿や剣が付属する本体とは、糸で結ばれた球体で、糸が付いている個所の真反対側に穴が開けられており、その穴に剣を挿し込む技がある。 (2015.08.01掲載) 玉子焼[たまごやき]≪玉子焼き≫ 明石焼きに同じ。 いわゆる明石焼きの地元の明石市周辺では、玉子焼の呼称が使用されている。 (2015.09.11掲載) だまし絵[だましえ]≪騙し絵≫ 絵から飛び出したように見えたり、よく見ると全く違うものに見えたり、様々な技法を使って、人の目をあざむくように製作された絵。 トリックアートやトロンプ・ルイユとも言う。 [例]寄せ絵、はめ絵、上下絵など。 (2015.12.03掲載) だまし舟[だましぶね]≪騙し舟/だまし船/騙し船≫ 伝承折り紙の奴さんから作る舟の折り紙。 相手に帆を待たせ、目を閉じてから再び目を開けると、持っている場所が変わっていると言う、あそび方ができる。 (2015.12.04掲載) 玉突き[たまつき] ビリヤードに同じ。 (2013.02.09掲載) ため≪タメ≫ お手玉に同じ。 (2015.10.13掲載) ためとり≪タメトリ≫ ため(お手玉)を使ったあそび。 (2015.10.13掲載) だるま落とし[だるまおとし]≪達磨落とし≫ 素朴で単純な形をした「だるま」を、「だるま」と同じ太さの円柱を輪切りにした台を数段重ねた上に載せ、その台を原則として一つずつ木づちで横から叩いて抜き取って楽しむ、玩具やあそび。 一般的には、一番上の「だるま」を落とさずに、台を全て抜き取ることを競い合う。 (2012.12.06掲載) だるまさんがころんだ≪達磨さんが転んだ≫ 数を早く数えるために用いられた唱え言葉である十唱えの一つ。 この言葉が重要な要素となっているあそび(「初めの第一歩」など)そのものの呼称としても使用される。 最もポピュラーなあそび方では、鬼が後ろを向いて、「だるまさんがころんだ」と唱えている間だけ、子は逃げる(動く)ことが可能で、鬼が振り向いて、動きを見つけられた子は、アウトとなって鬼の捕虜となる、ルールが採用されている。 (2012.12.17掲載) 俵ころがし[たわらころがし]≪俵転がし≫ まゆ玉ころがしと同等の機能を持った玩具。 転がす玉が俵形のものだけでなく、同等機能を有する玩具の総称ともなっている。 (2013.03.12掲載) タングラム[たんぐらむ] 中国がルーツとされる、古典的なシルエットパズル。 正方形を7つのピースに分割したもので、三角形は、大が2ピース、中が1ピース、小が2ピース、正方形が1ピース、平行四辺形が1ピースで構成されている。 清少納言知恵の板のように、元の正方形の分割の仕方が違うパズルや、長方形を7ピースに分割した、「ハナヤマ」が登録商標を所有するラッキーパズルなどと、タングラムを総称して、カッティングパズルと言われている。 また、幾何学的分野に属する数理パズルでもある。 (2015.08.28掲載) 単色折り紙[たんしょくおりがみ] 同一色だけまとめて販売されている折り紙。 一般の折り紙は、何色かが組み合わされて販売されているが、ユニット折り紙や折り紙細工など、同じ色の紙を多く使用する多い作品作りには、単色折り紙が向いている。 (2013.03.26掲載) 探偵[たんてい] 探偵ごっこの略称で、けいどろに同じ。 (2012.12.15掲載) 探偵ごっこ[たんていごっこ] けいどろと同じ。 探偵が追いかけ、泥棒が逃げる。 略して、探偵と呼ばれることがある。 (2012.04.20掲載、2012.12.15改訂) 段梯子[だんばしご]≪段ばしご≫ 一人あやとりの技の一つで、段数の違った、梯子(はしご)の形を作る、一連の技の総称。 最も基本的でポピュラーな技に「四段梯子」がある。 形作る梯子の段数は、理論的には一段以上、何段でも可能ではあるが、実際上は十段くらいが、比較的美しく見える限界の技となっている。 (2013.03.18掲載) タンマ[たんま] タイムの俗称。 (2012.12.22掲載) Copyright (C) 遊邑舎&北條敏彰 2012-2016 All Rights Reserved. |
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